HOME > PICK UP > 自分だけの一杯を見つけに『ぐらん あみ』
商店街を歩いていると、どこからともなく漂うコーヒーの香り。香ばしい香りに誘われてお店へと足を運んだ人も多いはず。ここ『ぐらん あみ』は焼きたての一番美味しいコーヒーを味わってもらうため、生豆を購入時に焙煎してくれる珈琲豆専門店です。
―いつからこのお店をやってらっしゃるんですか?
平成8年ですから、もう11年になります。
―さっそくですが、これからの寒い季節にオススメの飲み方を教えてください。
冬、夏というのはあまり意識していないんですけど、そうですねえ…ここのところ、わずかに苦味がありすっきりしておいしいな、と思っているのがブラジルの「イパネマ」です。イパネマはあっさりした豆なので、気持ち酸味が見え隠れするくらいのミディアムハイローストに焼いてたんですけど、酸味がなくなりつつあるくらいのシティーローストに焼いても美味しいなぁって、一昨日くらいに思って(笑)。中くらいの焼き具合の豆でミルクを入れずに飲むのが好きなお客様にはすごく美味しいって言ってもらえます。
―焼き具合によってやっぱり味は違ってくるものですか。
そうですね、焼き具合っていうのは浅焼きのライトから深焼きのイタリアンまで8段階くらいあるんですけど、浅く焼くと酸味が残り、深く焼くにしたがってだんだん苦くなります。今はスターバックスのように深焼きでこってりしたエスプレッソが主流になっていますね。
―そういえば喫茶店やカフェで出てくるのってエスプレッソが多いですね。
そうでしょう。うちのお客様にも深焼きが好きでイタリアンしか飲まない方もいらっしゃいます。でも、初めていらした「コーヒーは苦くて飲めない」というお客様にあっさりめのコーヒーをお出ししたら、「これなら飲める」と言っていただけることもあって。
ですから深焼きはもちろんですけど、うちはインパクトのある浅焼き~中ぐらいのローストにも力を入れてるんですよ。何かうちの店ならではの特徴を出したいというのもありますし。
―なるほど。では浅焼きにはこの豆、というのはありますか?
浅いと言ったらやっぱりキリマンジャロとか…。モカとかマンデリンでしょうか。
マンデリンは一般的には濃くてこってりしたイメージなんですけど、それをすごく浅く焼くっていうのが面白いですよ。「浅焼きで体にいい豆」ということで、マンデリンとハワイコナをテレビで紹介したこともあります。普通はそんな焼き方はしないんですけどね(笑)。
―あっそれは面白いですね!確かに味のイメージがなんとなくできあがってると、その飲み方しかしないですもんね。
そうなんですよね。コーヒーはこういうものってこだわらずに、色々なローストで飲んでいただきたいんです。美味しく飲めれば濃くても薄くてもどちらでもいいんじゃないでしょうか(笑)。そのときの気分に合わせて変えてもいいでしょうし。
キリマンジャロやモカだって、浅く焼けば酸味が出るし、深く焼けばミルクにも合うコクが出ます。同じ豆でも味わいに幅が出るのが面白いところですね。11年やっていても、日々発見です。
―その奥深さが魅力でもあるんですね。
やっぱり何事にも「これで終わり」っていうのはないと思いますね。お菓子でも、料理でも、紅茶でも、コーヒーでも。ですから酸味はダメ、苦いのダメ、と決めつけたりせずに、色々と試して楽しんでみてください。

※2007年10月31日現在の記事です。
オーナーの長沢さんはお話しているとしっかりしたポリシーが伝わってくる方で、とても素敵な女性だなーと思いました。固定ファンがたくさんいるのも頷けます!
お土産にいただいた自家製焼きたてナッツはコーヒー豆を焼く窯で焼いているんだとか。こちらもすごく香ばしくて美味しかったです!スーパーで売っているものが食べられなくなりそうです(笑)。コーヒーはもちろん、お酒のお供にもオススメ!
